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すがよ便り 2011.5.6



今回は「練乳」と「クリーム」の食品ロスについてご紹介します。
当社の食品リサイクル工場には時々こうした練乳やクリームなどの業務用一斗缶が納入されます。未開封ですがこれも食品ロスです。「なぜ?」と思われるかもしれませんが、これらは商品の外観に傷がついたため流通出来なくなった食品ロスです。

中国の餃子事件以来、このように商品の外側(缶や段ボールなど)に傷がついた商品は廃棄扱いとなり、食品ロスがますます増える傾向になりました。少しでも怪しいと思われる外傷が付いた商品は工場から出荷せずに廃棄する事になっています。これも「食の安全と安心」を保つためという事になります。

この練乳とクリームは、当社ではリキッドフィーディングの乳酸発酵を促す、最高の補助食品的な役割を果たします。
また、リキッドそのものにも甘さが残るので、豚も喜んで食欲が増します。甘いものを喜ぶのは人も豚も同じなんですね。

私たちの「食の安全」を確保するために、本当に色々な食品のロスが排出されている事がお分かりいただけると思います。食品が作られる限り、食品ロスは生まれて行くものなんです。

「食品リサイクル、資源循環型農業を実践している企業があるので、日本もうまく資源が回っているのかな」とお話しされていた大学の教授もいましたが、当社でリサイクルできているのはごく一部。実際は残念ながらまだまだ焼却処分されている食品ロスはたくさんあります。もっと日本全体にこの取り組みが広がって行く事を私たちも望んでいます!

当社は環境省『東日本エコフィード推進協議会』の会員企業ですので、「私たちも食品リサイクルを始めたい!」という企業様、ぜひお声かけください。(お問い合わせ先 0182-35-5858)