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すがよ便り 2011.9.16

今回も前回に続き、先日インターンシップで職場体験をした増田高校のお二人の感想文をご紹介いたします。今回は伊勢さんです。

(農業科学科 伊勢さんの感想文)————

1日目、食品リサイクル工場について 

食品ロスを手作業で袋を開けて、カビや異物が混入していないか確認し分別する仕事をやらせていただきました。昼近くにパン類の食品ロスが、ブルーシート一杯に届くのを見て、毎日これだけ廃棄されるのはもったいないと感じました。分別した食品ロスはリキッドフィーディングにより家畜の飼料になることを教えてもらいました。

2日目 五林坂牧場について

牧場の方では、掃除や餌やりの仕方を教えてもらいました。掃除では、牛の食べ残りを掃いたり、牛の水飲み場をスポンジで洗うことをしました。餌やりでは、食パンを一部の牛に与えました。後に、牧場の案内と説明をしてもらい、搾乳をしているところを見てきました。双方とも貴重な体験をする事ができました。
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以上の、ご報告でした!伊勢さんは、食品リサイクル工場に届く食品ロスの量に大変驚かれていましたね。
もったいないですが、メーカーさんも決して無駄に多く作るつもりで製造しておりません。消費者の私たちに不便や不満を与えないために作られた、「仕組み」なんです。

私たちが食べている商品一つをとってみても、それを工場で作る人がいて、その原料を運ぶ人がいて、その原料を畑で育てる人や、海に出る人もいます。たくさんの人の努力を経て生まれた商品を、「焼却処分」で終わらせるのはあまりにもったいないことだと思いませんか?

お二人も今回、汗して働いてみて、食べ物をつくる側の気持ちもわかっていただけたかなと思います。大人になってもご飯を食べるときは、ちゃんと「いただきます」と手を合わせて食べる、素敵な大人になってくださいね。なるべく焼却はやめて、もっと世の中に食品リサイクルが広まって欲しいですね!