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すがよ便り 2013.9.27



今回は、鳥海高原ファームの肥育舎を紹介します。

離乳舎ですくすく育った仔豚達は、生後3ヶ月を過ぎると肥育舎へ移動します。
肥育舎では、おいしい肉を消費者の皆様にお届けできるように、肉付きの良い立派な豚を育てるためにあります。
鳥海高原ファームの肥育舎は3棟あり、1棟当たり約1000頭の豚を収容可能です。ここでも餌はリキッドフィーディングです。

餌のリキッドが給餌箱に注ぎ込まれると、我先にと豚たちが集まり、まさに餌の争奪戦です。
頭数も多いだけに給餌箱周辺は瞬く間に埋まります。
可愛らしかった仔豚達が日に日にたくましく育ち出荷を迎えると、出荷口からいったん4tトラックに乗せ、デポを介して屠場へ走る大型トラックに再度乗せます。

トラックへ乗せるときは、豚が思うように前へ進まないので大変ですがなかなか面白い作業です。

こうして交配から分娩・離乳・肥育と、何ヶ月も社員皆で愛情込めて世話した豚が、無事に出荷出来た時の喜びはとても大きいものです。

すがよ便り 2013.9.13



今回は、鳥海高原ファームの離乳舎より、先日乳離れした仔豚のその後を紹介します。

分娩舎から離乳舎までの約300mをトラックで運ばれた仔豚は、今度は自分の足で決められた部屋へと入って行きます。

部屋へ入ると、水飲みと餌箱と寝床を覚え、最後にトイレを覚えます。
離乳舎に移ると、母豚の乳を飲むことが出来ないので、仔豚たちは粉末のミルクを食べます。
ミルクにも数種類あり、体の大きさによってミルクを変えます。

決められた量のミルクを食べ終わると、今度は乾物の飼料を食べて体を作ります。離乳舎に入って3週目あたりから、菅与の武器ともいえる「リキッドフィーディング」を食べて成長します。

こうして、仔豚はすくすくと育ち、離乳舎に移ってきた時には7㎏余りだった体重が、約2カ月で40㎏程になります。

その後、生後3カ月を過ぎると肥育舎へ移動させます。

いかがでしょうか、先日生まれたばかりと思っていた仔豚でも、あっという間に大きくなります。仔豚たちが元気に成長していく様子は、毎日見ていても元気をもらいます。

仔豚は次回は肥育舎を紹介します。

すがよ便り 2013.9.13



今回は、鳥海高原ファームの分娩舎、生まれて間もない仔豚から、乳離れまでの仔豚を紹介します。

豚のお産は決して簡単なものではありません。
スムーズに分娩する豚と、助産してあげなければならない豚と様々です。
それなので、元気に生まれて、おっぱいを一生懸命吸う姿はいつも感動的で、私たちの仕事のモチベーションになっています。

生まれてから、母豚の初乳をしっかり飲めるように気を配り、小さくておっぱいを飲めない仔豚には手で搾った初乳をしっかり飲ませています。

このように分娩舎では、分娩から離乳して仔豚豚舎へ移るまでの約3週間を、母豚・仔豚共に元気に離乳できるよう世話をします。

私たちは、1頭でも多くの豚を生産し、笑顔になれるようなおいしい豚肉を皆様の食卓にお届けしたい。そのために愛情いっぱいに育て、今後も努力して行きます。

おいしい豚肉で、皆様と今後もつながっていけますよう願っております。

すがよ便り 2013.9.6



今回は、当社の鳥海高原ファームについてお伝えします。

鳥海高原ファームは山形県飽海郡遊佐町にあり、交配から肥育豚の出荷までを、10名の社員と中国からの実習生1名とで行なっております。

農場の立地は、鳥海山の麓というより連なりというような位置にあります。そのような場所ですから冬は雪が多く、毎日の除雪も大変な作業です。
でもその分春の喜びは大きく、うぐいすはのどかにさえずり、駐車場のそばで採れるタラの芽や、堆肥舎脇で採れるわらびの味も格別です。梅雨前5月下旬から6月上旬は、通勤途中の辺りの山や、事務所の裏など藤の花が見事です。そして梅雨が明ければ人はもちろん、豚にとっても大変な季節夏を迎えます。農場では豚舎を少しでも涼しく快適にするために、グリーンカーテンを作ったりいろいろ工夫をします。

鳥海農場で飼育している豚は、LDBという品種で平田牧場さんに購入して頂いております。
養豚管理としては、交配から分娩・離乳までを担当する繁殖部門と、離乳した仔豚を世話する離乳部門、約90日令から出荷までを担当する肥育部門と、大きく分けて3つの部門で担当者が作業しています。

他に、浄化槽・堆肥舎を担当する糞尿処理部門は、農場で最も大切な仕事と言えるかも知れません。

又、地元の農家さんの協力をいただき、休耕田にデントコーンの栽培をしています。これは収穫後、酪農農場へ運ばれ牛の餌になります。
20歳の若者から、60歳のおばちゃんまで協力し合って、良い豚を育てるために日々頑張っています。
次回は農場の仕事の様子を紹介させていただきます。

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