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すがよ便り 2011.4.26


当社は食品リサイクルに「リキッドフィーディング・システム」を導入していますが、この装置を使わずに発酵飼料を作ることもあります。そこで今回は、食品ロスでつくる手作り発酵飼料をご紹介します。

発酵飼料の作り方はシンプルです。食品ロスの「おから」に「乳酸菌」をかけよくかき混ぜ、次に、それをポリドラムに移しかえて、ビニールで密閉します。こうすることで嫌気状態となり発酵します。

発酵飼料を食べさせはじめてから、牛たちはとても喜んで餌を食べるようになり、乳量もグンと上がりました!乳酸菌のチカラって凄いですね。

シンプルに見える発酵飼料作りですが、発酵は気候や温度によって進み方が全く違うので、ここは農業試験場の方々や、プロの方々と一緒に研究している最中です。

まだ試験段階ですが、すでに良い結果が出始めているので、今後が楽しみです!

話は変わりますが、写真の青いポリドラム・・・凄くいいんです!
これは湘南香料様から譲り受けたもので、「リサイクル品」です。とても丈夫で、軽くて、傷みにくい!ということで今や工場では手放せない存在です。しかも、このポリは土に戻るというからかなりのスグレもの!とても気に入っています。

資源ごみに出す事だけがリサイクルではありません。すぐに再利用できるならもっと良いリサイクルだとおもいます。こうした取り組みも「地球にやさしい牧場づくり」の一貫かな!とおもっています。

すがよ便り 2011.4.19


震災から1ヶ月が過ぎ、当社の食品リサイクル工場への食品ロスの供給も安定してきました。
食品ロスが出始めたという事は、復興が進み食品メーカーさんが通常稼働し始め、商品も出回り始めたという事ですから、嬉しい事です!
リサイクル工場の従業員の皆さんも、『なかなかいい感じになってきたね!』と口をそろえて喜んでおります。
陽気な小西君は、いい感じになりすぎて半袖です。まだ雪が残っているというのに・・・テンションが上がり、ひとりサマータイムモードに突入しかかっている彼を、リサイクル工場の皆は誰も止めようとしません。春ですからね!
こちらは桜が咲くのは4月末頃から、まだまだこれからなんです。

この日は一関のお豆腐屋さんから納入いただいた食品ロスの分別でした。久しぶりのお豆腐の入荷に皆さん大はりきりです。
安定してきたとはいうものの、まだ原料は少ない方です。被災地でがんばっている皆さんを思って、皆さんの食卓に明るい話題と笑顔をご提供できるように、豚や牛を一生懸命育てます!

すがよ便り 2011.4.14


今回も、地震による食品ロスについてお伝えします。
先日4月7日夜の大きな余震の影響で、今度は「味噌」の食品ロスが大量に納入されました。
食品ロスになった原因は「地震の揺れで、もしかしたら異物が入ったかもしれない」、「うまく発酵ができていない」などでしたが、この塩分の高い「味噌」も食品リサイクルできます。

当社の牧場では牛にお味噌汁を飲ませています。ビックリされますが、本当にお味噌を水で溶いて牛に飲ませています。
産後の牛にとって、とても良いミネラル分の補給になるんですよ。
しかも、牛に味噌汁を飲ませるというのは、昔から牛飼いの間では当たり前のことだったそうです。

今回は数百キロという大量の入荷になりましたので、サンライズ五林坂牧場にとっては本当に有り難い食品ロスとなりました。
メーカーの皆様、ありがとうございました。

すがよ便り 2011.4.12


今回は、地震による食品ロスについてお伝えします。
先日4月7日夜の大きな余震の影響で、その後、納豆が大量に入荷しました。
原因は地震そのものではなく「停電」による影響でした。温度制御ができなくなったため、容器の中で発酵中の製品が発酵できずに食品ロスとなってしまったそうです。
実際に容器を開けてみると、粘りの少ない納豆という感じでした。商品に出来なかったのは残念ですが、大豆の発酵物なので飼料の原料としてとても良いものです。栄養価も高いですし、製造面でもすぐ発酵タンクへ入れ餌としてすぐに使えるからです。無駄なく有効活用させて頂きます。

分別作業(納豆だけを取り出す)は全て手作業のため、分別作業隊にとってもありがたいお仕事をいただきました。
納豆はタレやシート、からし等を全部容器の中に閉じ込めてから発酵させるので、納豆以外のものが入らないように1パックずつ分別して行きます。
まだ余震は続きますが、農場の笑子豚のために製造を止めることなく私たちもがんばります。

すがよ便り 2011.4.5



今回は、牛の競(せ)りの様子をご紹介します。
先月9日、由利家畜市場に行ってまいりました。育てた牛を売るためです!
競りの現場はまだ寒い季節だというのに熱気でムンムンでした。競りの前に、自分たちが育てた牛の毛並みを念入りに整えます。牛を最高の形でお披露目するわけですからね。
でも、牛もなぜ今ここにいるのかは察しています・・・育てた私たちにいつもと違う声で「モーモー」鳴いておりました。愛情たっぷりに育ててくれた親との別れの時ですからね・・・。
実際、一生懸命育てた牛を売りに出す事は、寂しい事です・・・。が、高値で買い取ってもらえると一生懸命育ててよかった・・・と複雑な心境になります。

競りの会場に入ると、電光掲示板に「品種、雄雌、値段」などが表示され、目にも止まらぬはやさで次々に入れ替わっていきます。競りに参加する人たちはボタンを持っていて、そのボタンを押して価格を競り合います。牛の競りは1頭1分くらいで終わってしまい、新しい買い主へと引き渡されていきます。あっという間なんですね。

秋田県の市場は毎月9日に行われます。来月は岩手の市場に行って短角牛を買ってくる予定です。牛を育てる人の気持ちが分かるからこそ、買った後の牛の世話にも身が入ります!

ちなみに今回行って来た由利家畜市場は、防疫面が徹底されていて入場の際、車全体の洗車などがありとても安心できました。

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